「もういちどたしかめる」展
ハイクロスシネマトグラフィの撮影機材室およびミニスタジオとして使用していた208号室。5月末で退去するにあたり、この部屋で「ありえた可能性」に出会いなおす連続イベントを開催します。白ホリゾントを活用したポートレート撮影や学生映画上映、スペースを使用した写真展示、ティーチイン、映像配信などを5月最後の9日間に凝縮します。またハイクロスが製作・制作者として創造してきた映像作品を厳選して一挙上映。映像表現の“現在形”を再確認することで「この先」へ向かう手がかりを探ります。
辻智彦
フリーカメラマンとして数多くの映画・ドキュメンタリーを撮影。2011年ハイクロスシネマトグラフィ設立。著書に『ドキュメンタリー撮影問答』。最新撮影作品『湖の女たち』(大森立嗣監督)『ちゃわんやのはなし』(松倉大夏監督)が5/17、5/18より公開。
(ハイクロス シネマトグラフィ代表・カメラマン)
スケジュール
2024年5月23日(木)~2024年5月31日(金)
*23日はオープニングイベント・常設展のみ開催
[昼の部]13:00~17:30
[夜の部]19:00~ (*23日オープニングイベントのみ18:00~)
料金:各イベント参照
5.23(木)~5.31(金) [昼の部]・[夜の部]
常設展・無料
*初日23日のみ17:00~入場可能
新藤早代写真展「盲目な門出」
5.23(木) [夜の部]18:00~
トークショー
オープニングイベント『f/22』最終討議
いま私たちが直面している状況は
~PROVOKEは3号で終わった~
5.24(金) [昼の部]
イベント
フォトセッション
5.24(金)~31(金) [夜の部]
上映・ティーチイン
HiCROSS Cinematography works Selection (Produce & Cinematography)
5.25(土) [昼の部]
上映・ティーチイン
受容から表現へ
~JIU + TUAD 卒業制作セレクション〜
5.26(日)~31(金) [昼の部]
映像展示
辻智彦新作映像展「網膜」
アールブリュット⇔キノグラースvol.4
新藤早代写真展「盲目な門出」
常設展 [昼の部][夜の部]
[日付]2024.5.23(木)~5.31(金)
[時間]昼の部・夜の部(13:00~19:00)
*19:00以降、夜の部開催中もご覧いただけます。
[料金]無料
新藤早代 HP
写真家・青山裕企氏に師事。映像制作会社勤務を経て、フリーランスの写真家、映像カメラマンとして 2020 年独立。 映画、MV等多分野に活動中。
イベント [昼の部]
フォトセッション
[日付]2024.5.24(金)
[時間]昼の部(13:00~17:30)
[料金]¥1,000
これからなくなってまうハイクロスの白ホリゾントを使用し、新藤早代がご希望の方にポートレートを撮影します。撮影した写真はその場でプリントアウトして差し上げます。
『f/22』最終討議
いま私たちが直面している状況は ~PROVOKEは3号で終わった~
オープニングイベント [夜の部]
[日付]2024.5.23(木)
[時間]開場17:00 / 開演18:00~終演未定
[料金]¥1,000
[出演]満若勇咲(f/22編集長)、 貴家蓉子(f/22編集委員) 、江藤孝治、他編集委員
司会:辻智彦
ハイクロス出身のドキュメンタリー監督・カメラマンの満若勇咲が有志と立ち上げた作り手によるドキュメンタリー批評誌『f/22』。創刊当初から時代の先鞭をつける問題意識で表現の自由やハラスメント、映像業界の労働環境について批評を展開してきた。しかしここ数年、個人および社会を取り巻く状況は激変し、従来型の思考の枠組み自体がゆらぐなか、いまなお発すべき言葉はどこにあるのか。『f/22』の存在意義を賭けた最後の討議を開始する。
展示
辻智彦新作映像展「網膜」
アールブリュット⇔キノグラースvol.4
[日付]2024.5.26(日)~31(金)
[時間]昼の部(13:00~17:30)
[料金]¥500
辻智彦によるアートワーク“アールブリュット⇔キノグラース”シリーズ第4弾。岡崎莉望の未発表作品を映像化した新作を発表。今回は初のモノスクリーンによる映像展示。
上映・ティーチイン
HiCROSS
Cinematography
works
Selection
(Produce & Cinematography)
5.24(金)~5.31(金)
[夜の部]18:30開場 / 19:00開演
各回 ¥ 1,500(定員24名)
*当日[昼の部]有料イベント入場の方は¥500引き
ご予約:mouichido.yoyaku@gmail.com【お目当ての上映イベント】【名前】【人数】を明記の上、ご連絡ください
上映・ティーチイン#1
『かなたの子』(全4話)
2013年/監督:大森立嗣/脚本:高橋泉/撮影:辻智彦/出演:坂井真紀、井浦新、宮﨑将、満島ひかり、永瀬正敏(友情出演)、藤村志保 他 (各話約50分)
①5.24(金)
『かなたの子』1話&2話(100分)上映+大森立嗣×辻智彦 ティーチイン
②5.25(土)
『かなたの子』3話&4話(110分)上映+辻智彦×新藤早代 ティーチイン
③5.26(日)
『かなたの子』全4話一挙上映(210分)+辻智彦×ゲスト ティーチイン
ハイクロスが2013年制作した連続ドラマ。人は犯した罪をどう背負って生きていくのかを描く大森立嗣監督による隠れた名作。
上映作品#2
『止められるか、俺たちを』2018年/監督:白石和彌/脚本:井上淳一/撮影:辻智彦 出演:門脇麦、井浦新、山本浩司 他(119分)
若松孝二と若松プロダクション疾走の時代と、そこに集った若者たちの葛藤を描いた傑作。ハイクロス若松プロ共同製作。
④5.27(月)
『止められるか、俺たちを』(119分)上映+白石和彌×辻智彦 ティーチイン
⑤5.28(火)
『止められるか、俺たちを』(119分)上映+辻智彦 ティーチイン
上映作品#3
『遠近を抱えた女』
2019年/監督:大浦信行/撮影・プロデュース:辻智彦 出演:あべあゆみ(98分)
あいちトリエンナーレを震撼させた映像の引用元である大浦信行監督作品。そのあおりを受けて国内での劇場公開が完全に不可能となった本作の最終上映を敢行する。過激にしてポップな超異端作。
⑥5.29(水)
『遠近を抱えた女』(98分)日本最終上映+あべあゆみ×辻智彦 ティーチイン
⑦5.30(木)
『遠近を抱えた女』(98分)日本最終上映+大浦信行×辻智彦 ティーチイン
⑧5.31(金)
『遠近を抱えた女』(98分)日本最終上映+辻智彦 ティーチイン
受容から表現へ ~JIU + TUAD 卒業制作セレクション〜
上映・ティーチイン
5.25(土) [昼の部] 13:00~17:30 / ¥500
ティーチインゲスト:若松瑚華、工藤鈴花、竹藤佳世(映像作家・JIU教員)、中村高寛(ドキュメンタリー監督・TUAD元教員)、他
映像を学ぶ学生たちの卒業制作を上映。山形のTUAD(東北芸術工科大学)と東京のJIU(城西国際大学)。それぞれの場所で生きる学生たちのリアルな意識を目撃する。劇映画3本(TUAD)ドキュメンタリー3本(JIU)をセレクト。
『魔女の屍』(22分)
監督:若松瑚華(東北芸術工科大学)
『見える、視えない』(27分)
監督:斗沢空慎(東北芸術工科大学)
『無言の歓声』(18分)
監督:三又大晟(城西国際大学)
『風流人と呼ばれて』(13分)
監督:工藤鈴花(城西国際大学)
『リンゴは熟した』(20分)
監督:金欣悦(城西国際大学)
『find red』(60分)
監督:丸山亜依(東北芸術工科大学)
もういちどたしかめる展
[会期]
2024.5.23(木)~2024.5.31(金)
[会場]
ハイクロスシネマトグラフィ
〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-29-12
ダイヤモンドパレス208号室
(JR代々木駅西口から徒歩4分/地下鉄北参道駅3番出口から徒歩3分)